シンガポール陸上交通庁(LTA)は、欠陥が指摘されているタカタ製エアバッグを搭載した車両が新たに約3,200台見つかったと発表した。これにより、同問題に関連する対象車両はさらに拡大することとなる。今回の欠陥エアバッグ問題は、2022年に発生したシンガポール人ドライバーの死亡事故とも関連しているとされ、当局は強い警戒感を示している。
発表によると、新たに判明した車両は、過去のリコール対象から漏れていたか、あるいは中古車として輸入されたケースが含まれている。これらの車両には、経年劣化によりエアバッグ作動時に金属部品が破裂し、破片が乗員に致命的な傷害を与える恐れがあるタカタ製インフレーターが使用されているという。
LTAは、対象車両の所有者に対し、速やかに修理・交換を行うよう強く呼びかけている。エアバッグの欠陥が確認された車両については、無償修理が原則とされ、未対応のまま走行を続けることは重大な安全リスクを伴うと強調した。
2022年の死亡事故では、エアバッグ作動時に金属破片が飛散し、運転者が致命傷を負った可能性が指摘されている。この事故を受け、当局は過去の登録車両や並行輸入車を含めた調査を継続してきた。その結果、今回の追加対象が判明した形である。
LTAは、エアバッグのリコール対応を完了していない車両について、車検更新の制限や登録抹消措置を取る可能性も示唆している。また、販売業者や輸入業者に対しても、購入者への適切な情報提供とフォローアップを求めている。
当局は「エアバッグは命を守る装置である一方、欠陥があれば命を奪う凶器にもなり得る」と指摘し、対象車両の所有者に対し、自らの安全だけでなく同乗者の命を守るためにも、早急な対応を行う必要があると改めて注意を促している。
欠陥タカタ製エアバッグ車両、さらに3,200台判明
