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チャイナタウン、旧正月ライトアップで「午年」迎え祝祭ムード高まる

 シンガポールのチャイナタウンで、旧正月(春節)に向けたストリート・ライトアップが始まり、来る午(うま)年を祝う華やかな装飾が街を彩っている。点灯式には関係者や市民が集い、夜の街に赤や金を基調とした光の演出が広がった。
 
 今年のライトアップは、力強さや前進、活力を象徴する午年のモチーフを前面に押し出し、馬をかたどった大型オブジェや、縁起の良い文様、ランタン装飾が通り沿いに設置されている。主動線となる通りでは、写真撮影を楽しむ来訪者の姿も多く、観光客と地元住民が一体となった祝祭ムードが高まっている。
 
 主催者によると、装飾は旧正月期間を通じて点灯され、夜間の回遊性を高める演出が施されている。周辺では、飲食店や小売店による旧正月向けの特別メニューやプロモーションも展開され、地域経済の活性化にも寄与する見込みだ。
 
 チャイナタウンは旧正月の中心地として毎年多くの来訪者を集めるが、今年は安全管理や混雑対策にも配慮し、動線整理や案内表示の強化が図られている。家族連れや高齢者にも配慮した設計とし、安心して鑑賞できる環境づくりを進めているという。
 
 関係者は、「午年は挑戦と前進を象徴する年であり、街全体で前向きなエネルギーを発信したい」と語る。ライトアップを通じて、伝統文化の継承と現代的な演出の融合を図り、世代や国籍を超えた交流の場を創出する狙いだ。
 
 旧正月を迎えるチャイナタウンのライトアップは、シンガポールの多文化社会を象徴する行事の一つである。街を包む光は、新年の幸運と繁栄を願うメッセージとして、多くの人々に共有されている。