シンガポール陸上交通庁(LTA)は、バスの到着予定時刻(ETA)表示に不正確な予測が発生しているとして、午後8時から予測表示を一時的に停止し、システムの再設定を実施したと発表した。影響は公式アプリや第三者アプリの到着予測表示に及んだ。
LTAによると、技術的な問題により一部路線で到着時刻が実際と大きく乖離する事例が確認された。誤った情報提供を避けるため、リセット作業を優先し、予測表示を停止したという。運行そのものに支障はなく、バスは通常通り運行を継続した。
到着予測は、車載装置からの位置情報や交通状況、過去データを基に算出されており、データの不整合や通信遅延が重なると精度に影響が出る可能性がある。LTAは、原因の切り分けと是正を進め、精度回復を確認次第、順次表示を再開するとしている。
利用者からは、通勤・帰宅時間帯と重なったことから不便を訴える声が上がった。一方でLTAは、案内板の実時刻表示や現地の運行案内を併用し、必要に応じて余裕を持った移動計画を立てるよう呼びかけた。
同庁は、再発防止に向けて監視体制の強化やアルゴリズムの調整を行う方針で、正確性を最優先とした情報提供の徹底を強調している。
バス到着予測が一時停止、LTAが精度問題でシステム再設定
