日本発の均一価格店ダイソーのシンガポール法人は、NTUCフェアプライスの店舗内に初となる常設売り場を開設した。場所はカラン・バルーで、日常の買い物動線に組み込む形での出店となる。
今回の店舗は、独立型ではなくスーパーマーケット内へのインショップ形式を採用。生活必需品の買い出しと同時に、文具、キッチン用品、収納雑貨などダイソーの定番商品を手軽に購入できる点が特徴である。買い回りの手間を減らし、ワンストップでの買い物体験を提供する狙いだ。
ダイソー側は、住宅地に近い立地で日常利用が見込めることから、既存店とは異なる顧客層の取り込みを期待している。一方、フェアプライスにとっても、来店頻度や滞在時間の向上につながる相乗効果が見込まれる。
シンガポールの小売市場では、賃料や人手不足への対応として、効率的な店舗運営や複合化が進んでいる。インショップ形式は初期投資を抑えつつ、需要を見極めやすい点が利点とされ、今後同様の展開が広がる可能性がある。
今回の出店は、生活圏密着型の利便性を重視した戦略の一環であり、消費者にとっては価格とアクセスの両面で選択肢が広がる。ダイソーとフェアプライスの協業が、地域小売の新たなモデルとなるか注目される。
ダイソー、NTUCフェアプライス店内に初出店
