シンガポールで、元ビューティークイーンの女性が、複数のホテルからカーテンやタオルなどの備品を盗んだとして摘発された。被害総額は9,000Sドル超(約100万円)に上るとされ、裁判で事実関係が明らかになった。
検察によると、女性は宿泊客として複数のホテルを利用する中で、客室内のカーテン、タオル、枕、装飾品などを持ち出していた。これらの行為は一度にとどまらず、複数回にわたって繰り返されたとされる。ホテル側が在庫や備品の不足に気付き、内部調査と通報を行ったことで事件が発覚した。
捜査の結果、女性の自宅などからホテルの備品とみられる物品が見つかり、被害額の算定が進められた。女性は一部の事実を認めているとされ、裁判所は計画性と反復性を重く見ている。弁護側は、個人的な事情を背景に情状酌量を求めたが、検察は被害規模と社会的影響を指摘した。
ホテル業界では、備品の持ち出しは珍しい問題ではないものの、今回のように高額かつ複数施設に及ぶケースは異例と受け止められている。関係者は、チェック体制の強化や備品管理の見直しが必要だと指摘する。
本件は、著名人や公的な称号の有無にかかわらず、違法行為には厳正に対処されるという原則を改めて示す事例となった。裁判所は今後、量刑を含めた判断を示す見通しである。
元ビューティークイーンがホテル備品を窃取
