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自動ゲート障害受け、外国人渡航者にNIISeアプリ利用を推奨

 マレーシアの出入国管理当局は、ジョホール州の陸路検問所で自動出入国ゲート(オートゲート)が大規模障害を起こし、多数の利用者が足止めされた事態を受け、外国人渡航者に「NIISe」アプリの利用を推奨した。障害はシステム不具合によるもので、一時的に手続きが大幅に遅延したという。
 
 影響を受けたのは、シンガポールとマレーシアを結ぶ主要陸路であるジョホール州内の検問所で、通勤者や旅行者らが長時間待たされる状況となった。特に繁忙時間帯には行列が伸び、国境を越える移動に大きな支障が出た。
 
 当局によると、NIISeアプリを事前に登録・利用することで、入国手続きに必要な情報の事前提出や確認が可能となり、手動審査に切り替わった場合でも手続きの円滑化が期待できるという。アプリは短期滞在の外国人旅行者を主な対象としており、個人情報や渡航情報を事前に登録する仕組みである。
 
 マレーシア出入国管理局は、今回の障害を踏まえ、システムの安定性向上とバックアップ体制の強化を進める方針を示した。また、利用者に対しては、ピーク時間帯を避けた移動計画や、最新情報の事前確認を呼びかけている。
 
 今回のトラブルは、陸路国境におけるITシステム依存の高さを浮き彫りにした形である。今後、NIISeの普及とシステム改善が進むかが、国境通過の円滑化と混雑緩和の鍵となりそうである。