2026年1月12日
旧正月期に航空券が最大6倍高騰
旧正月(CNY)を前に、シンガポールからマレーシアへの航空運賃が最大で通常の約6倍に高騰していることが分かった。需要急増を背景に、列車チケットはすでに完売しており、国境を越える移動手段が大きく逼迫している。
航空会社の予約サイトによると、シンガポール発クアラルンプールやペナンなど主要都市行きの航空券は、繁忙期価格が適用され、通常期と比べて大幅に上昇している。片道数十Sドルで購入できた路線が、旧正月直前には数百Sドルに達するケースも確認されている。
一方、代替手段として利用されることの多い国際列車や長距離バスも、需要集中により座席確保が難しい状況だ。特に列車は発売開始後まもなく完売し、直前での購入は事実上不可能となっている。陸路についても、国境検問所周辺の渋滞が予想され、移動時間の大幅な増加が懸念されている。
旅行業界関係者は、今年の旧正月は週末と重なることに加え、帰省や観光需要が重なったことで、例年以上の混雑が発生していると指摘する。また、航空会社側も機材や便数に限りがあるため、短期的な供給拡大は難しいとしている。
当局は、利用者に対し早めの予約と時間に余裕を持った移動計画を呼びかけている。今回の状況は、シンガポールとマレーシア間の往来需要の強さを改めて示すと同時に、繁忙期における交通インフラの制約を浮き彫りにするものとなっている。


