シンガポールのリゾートアイランド、セントーサ島にあるビーチクラブ「Rumours Beach Club」が、約6年間の営業を終えて閉店した。白い砂浜と海を望むロケーションで知られ、地元客や観光客に親しまれてきたが、運営継続は困難と判断された。
Rumours Beach Clubは、リラックスした雰囲気の中で音楽や飲食を楽しめる施設として2019年前後に開業し、ビーチパーティーやイベントを通じて一定の人気を集めてきた。特に週末や祝日には若者や観光客でにぎわい、セントーサのナイトライフの一角を担っていた。
閉店の具体的な理由について運営側は詳細を明らかにしていないが、業界関係者の間では、運営コストの上昇や観光需要の変化、競争激化などが背景にあるとみられている。セントーサ島内では近年、飲食・娯楽施設の入れ替えが進んでおり、テナント構成の見直しが続いている。
また、コロナ禍を経て観光は回復基調にあるものの、ビーチクラブ業態は天候や季節性の影響を受けやすく、安定した集客が課題となるケースも少なくない。Rumoursの閉店は、こうした市場環境の厳しさを示す一例ともいえる。
SNS上では、「思い出の場所がなくなって寂しい」「雰囲気が好きだった」といった惜しむ声が多く寄せられている。一方で、「新しい施設に期待したい」と、次の展開を前向きに捉える意見も見られる。
セントーサ島の運営側は、今後も来訪者体験の向上を目的に、新たな飲食・エンターテインメント施設の誘致や刷新を進める方針を示している。Rumours Beach Clubの閉店は、セントーサの観光・レジャーエリアが次の段階へ移行する過程の一つと位置付けられそうである。
セントーサのビーチクラブ「Rumours」、6年の営業に幕
