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タンジョン・パガー・プラザでマッサージ・スパ約10店が閉店

 シンガポール中心部のタンジョン・パガー・プラザで、マッサージやスパ関連の事業者約10店が閉店したことが分かった。地域の再活性化と業態刷新を進める動きの一環で、商業環境の転換が進んでいる。
 
 関係者によると、今回閉店した店舗の多くは長年営業を続けてきたマッサージ店やスパで、賃貸契約の終了や再開発方針の見直しを背景に営業を終了した。タンジョン・パガー・プラザ周辺では近年、飲食店や小売、オフィス需要の変化に対応するため、テナント構成の刷新が段階的に進められている。
 
 当局や管理側は、同地区をより多様な利用者が集まるエリアへ転換することを目指しており、今後は飲食、サービス、生活利便型の業態を中心に新たなテナント誘致が検討されている。特に、周辺のオフィスワーカーや居住者のニーズに合った店舗構成が重視されているという。
 
 一方で、長年地域に根付いてきた事業者の撤退に対し、「街の雰囲気が変わる」「馴染みの店がなくなるのは寂しい」といった声も上がっている。マッサージ・スパ業界関係者からは、規制強化や人件費、賃料上昇など、事業環境の厳しさを指摘する意見も聞かれる。
 
 都市再生を巡っては、地域の安全性やイメージ向上を図る一方、既存事業者とのバランスが課題となるケースも少なくない。タンジョン・パガー・プラザの動きは、シンガポール各地で進む商業エリア再編の縮図とも言える。
 
 今後、同地区がどのような新しい顔を見せるのか、テナント入れ替えの行方が注目されている。