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火災発生中もチャークイティオを食べ続ける女性

 シンガポールのホンリム・マーケット&フードセンターで火災が発生した際、一人の女性が避難せず、チャークイティオを食べ続けていたとして注目を集めている。女性は最終的に、スプリンクラーが作動した後にその場を離れたという。
 
 現場では屋台付近から煙が上がり、周囲の客や店主の多くが速やかに退避した。しかし、SNSに投稿された動画には、煙が立ち込める中でも女性が落ち着いた様子で食事を続ける姿が映っており、周囲の混乱とは対照的な光景となっていた。
 
 その後、火災感知システムが作動し、天井のスプリンクラーから放水が始まったことで、女性はようやく席を立ち、現場を離れたとされる。消防当局によると、火は比較的早く鎮火され、大きなけが人は報告されていない。
 
 この出来事はSNS上で急速に拡散され、「落ち着きすぎている」「食への執念がすごい」といった驚きやユーモアを交えた反応が相次いだ。一方で、「安全意識が低すぎる」「危険な行動だ」として批判的な声も多く上がっている。
 
 当局は、火災や煙が発生した場合には、速やかに現場を離れ、係員や非常放送の指示に従うことが重要だと改めて注意を呼びかけている。煙は視界を奪うだけでなく、有毒ガスを含む可能性があり、短時間でも健康被害につながる恐れがあるためだ。
 
 今回の一件は、シンガポールのホーカー文化を象徴する話題として注目を集める一方、緊急時の行動判断と安全意識の重要性を改めて浮き彫りにする出来事となった。