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社会

2026年1月6日

シンガポールのウェルネス市場拡大、2026年に向け「癒やしと回復」の新時代へ

 シンガポールでは、バスハウス(公衆浴場)をはじめとするウェルネス関連事業が急速に広がり、2026年に向けて「リトリートとリカバリー」を軸とした新たな市場が形成されつつある。心身の回復やストレス軽減を重視する消費者ニーズの高まりを背景に、従来のスパやジムを超えた体験型施設が登場している。
 
 近年、氷風呂、サウナ、温浴を組み合わせたバスハウスや、瞑想、呼吸法、サウンドセラピーを取り入れた施設が相次いで開業している。これらは美容やぜいたくを目的とする従来型スパとは異なり、心身の回復やパフォーマンス向上を目的とした「実用的ウェルネス」として支持を集めている。
 
 事業者側は、忙しい都市生活を送るビジネスパーソンや若年層を主なターゲットとし、短時間でも効果を実感できるプログラムを提供している。また、企業向けに従業員のメンタルヘルスや健康管理を支援するプランを用意する動きも広がっている。
 
 業界関係者によると、コロナ禍を経て健康意識が高まったことに加え、「治療と予防の中間」に位置するサービスへの需要が増加しているという。単なるリラクゼーションではなく、科学的根拠や専門家監修を前面に打ち出す点も特徴である。
 
 2026年に向けては、宿泊型リトリートや自然と都市を融合させたウェルネス施設の開発も計画されており、観光分野との連携も進む見通しだ。シンガポールのウェルネス市場は、都市型ライフスタイルに適応した新たな成長分野として存在感を強めている。

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