AsiaX

誤配された料理を「触るのが不安」と通報、警察が回収対応

 シンガポールで、自宅の玄関前に誤って置かれたフードデリバリーの注文品について、不審物の可能性を懸念した男性が警察に通報する出来事があった。男性は「身元不明の荷物に触れることに不安を感じた」として、自ら処理せず警察の対応を求めた。
 
 男性によると、注文した覚えのない料理が玄関前に置かれているのを発見したが、送り主や配達先が分からず、万一の危険性を考慮して手を触れなかったという。近年、海外では不審物や危険物に関する事件が報じられていることもあり、慎重な判断を取ったと説明している。
 
 通報を受けた警察は現場を確認し、問題の料理を回収した。結果的に危険性はなく、単なる配達ミスだったとみられている。警察は、公共の安全に関わる懸念がある場合には、通報は適切な対応であるとした上で、緊急性の低い事案については非緊急連絡先の利用も検討するよう呼びかけた。
 
 この出来事はSNSで拡散され、「慎重すぎるが理解できる」「誤配でも触らない判断は賢明」といった賛否両論の反応を呼んでいる。一方で、「フードデリバリーの誤配は珍しくなく、警察対応は過剰ではないか」との意見も見られた。
 
 警察関係者は、一般市民に対し、不審物と思われる物を発見した場合は無理に触らず、安全を最優先に判断することが重要だと指摘している。今回の事例は、日常的な配達サービスが普及する中で、安全意識と適切な対応のバランスについて考えさせる出来事となった。