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社会

2026年1月5日

シンガポール観光局、旅行会社を業務停止処分 書類未提出で

 シンガポール政府観光局(STB)は、必要な書類を期限内に提出しなかったとして、国内の旅行会社1社に対し営業停止処分を科したと発表した。今回の措置は、旅行業法に基づく規制順守を徹底する目的で実施されたものである。
 
 STBによると、対象となった旅行会社は、ライセンス維持に必要な財務関連書類や業務報告書などを複数回の要請にもかかわらず提出しなかった。このため、当局は旅行会社の運営状況や財務健全性を適切に確認できず、消費者保護の観点から問題があると判断した。
 
 STBは、旅行会社に対し一定期間の業務停止を命じ、すべての必要書類が提出・確認されるまで新規予約や旅行商品の販売を禁止するとしている。すでに契約済みの顧客については、返金や代替手配など、利用者保護を最優先に対応するよう指示が出されている。
 
 シンガポールでは、旅行会社に対して厳格な登録・監督制度が設けられており、定期的な書類提出や財務状況の開示が義務付けられている。STBは「規制順守は業界全体の信頼性を支える重要な要素であり、違反に対しては厳正に対処する」と強調した。
 
 近年、旅行需要の回復に伴い旅行業界の活動は活発化しているが、その一方で、消費者トラブルを未然に防ぐための監督強化が求められている。今回の処分は、業界関係者に対し、法令順守と適切な事務管理の重要性を改めて示す形となった。
 
 STBは今後も定期的な監査と指導を行い、健全で信頼性の高い旅行業界の維持に努める方針である。

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