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Novavax製コロナワクチン、1月2日から一部GPクリニックで接種可能

 シンガポールで、Novavaxが開発した新型コロナウイルスワクチンが、2026年1月2日から5月31日までの期間限定で、一部の一般開業医(GP)クリニックにおいて接種可能となる。シンガポール保健省(MOH)が発表した。
 
 今回提供されるNovavax製ワクチンは、mRNA方式ではなく組換えタンパク質方式を採用している点が特徴である。MOHによると、mRNAワクチンに対する副反応への懸念や個人的理由から、非mRNAワクチンを希望する人の選択肢を確保する目的で導入される。
 
 接種対象は、新型コロナウイルスワクチンの追加接種を希望する人で、対象年齢や接種条件は既存のワクチンと同様に設定される。接種は政府指定のワクチン接種センターではなく、指定されたGPクリニックでのみ実施され、事前予約が必要となる場合がある。
 
 MOHは、Novavax製ワクチンについて、安全性と有効性が確認されているとした上で、特に高齢者や基礎疾患を持つ人には、引き続き定期的な追加接種を検討するよう呼びかけている。一方で、ワクチン接種は個人の健康状態や医師の助言を踏まえて判断することが重要だとしている。
 
 シンガポールでは、新型コロナがパンデミック段階に移行した後も、医療体制維持の観点から高リスク層を中心とした予防接種戦略が続けられている。今回のNovavax製ワクチン提供は、多様なワクチン選択肢を通じた公衆衛生対策の一環と位置付けられている。