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スシロー「テイスト・オーチャード店」、2025年12月25日で閉店へ

 回転寿司チェーン大手のスシローは、シンガポール中心部にある「テイスト・オーチャード(Taste Orchard)」内の店舗を、2025年12月25日をもって閉店すると発表した。開業から約1年半での撤退となる。
 
 同店は日本食専門フードホール「テイスト・オーチャード」の目玉テナントとして出店し、買い物客や観光客を中心に集客を図ってきた。しかし、モール全体の人流の伸び悩みや運営環境の変化などを背景に、閉店を決断したとみられる。運営側は閉店理由の詳細については明らかにしていない。
 
 スシローは現在、シンガポール国内で複数店舗を展開しており、今回の閉店は同国市場からの撤退ではなく、立地戦略の見直しの一環と位置付けられている。実際、他店舗については通常通り営業を継続するとしている。

一方、「テイスト・オーチャード」は日本食を前面に打ち出した新業態として注目を集めたが、開業以降、一部テナントの入れ替わりが続いている。今回のスシロー撤退は、オーチャード地区における飲食ビジネスの競争激化や消費動向の変化を象徴する事例とも言えそうだ。
 
 閉店までの期間、同店は通常営業を続ける予定で、利用客からは惜しむ声も上がっている。シンガポールの外食市場では、今後も立地や業態の選別が一層進むとみられる。

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