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LTA、違法国境越え配車で車両11台を押収

 シンガポールの陸上交通庁(LTA)は12月18日、過去3週間の取り締まりで違法な国境越えライドサービスを提供したとして11台の車両を押収したと発表した。この措置はシンガポールとマレーシア間の国境で無許可の車両による客の輸送を防止するための継続的な執行活動の一環である。
 
 LTAでは、2025年7月以降合計で約152台の車両が国境越え違法配車サービスの提供に関与したとして押収されているという。これらの取り締まりは、ウッドランズ検問所やチューアス検問所をはじめとする陸路国境やセングカン・マンダイなどの地域で実施された。
 
 違法な国境越えライドサービスは、適切な運賃料金の設定や旅客保険の加入がないなど安全性の問題があるとLTAは指摘している。また、国境越えサービスの適正な供給体制や公正な競争環境を守るためにも違法サービスの根絶が重要であるとしている。
 
 取り締まりは、ナショナル・プライベート・ハイヤー・ビークルズ協会(NPHVA)やナショナル・タクシー協会(NTA)からの通報に基づき行われたケースも含まれている。違法サービスを提供した運転手は最大6ヵ月の禁錮刑と最高3,000Sドルの罰金、さらには車両没収の可能性があるとしてLTAは警告している。
 
 LTAは乗客と正規の運転手双方の安全を確保するため、許可されたクロスボーダータクシーやライドサービスの利用を促進している。現在、認可されたサービスではシンガポール側とマレーシア側のタクシーが特定の乗降地点で国境越えが可能であり、適切な保険や運行基準の下で運用されている。
 
 引き続き当局は、違法な国境越えライドサービスの監視と取り締まりを強化するとともに、市民にも正規の交通サービスを利用するよう呼び掛けている。