2025年12月18日
シンガポール、OnlyFans支出がAPAC上位10位入り
2025年のデータをまとめた「OnlyFans Wrapped 2025」レポートによると、シンガポールはアジア太平洋(APAC)地域において、OnlyFansへの支出額が多い国の上位10ヵ国に入ったことが分かった。特に、人口1人当たりの支出ではAPAC上位5位以内とされている。
同レポートは、OnlyFansのサブスクリプション価格、クリエイター収益、プラットフォームの成長指標などを基に各国の支出傾向を推計したものである。シンガポールは、日本や韓国といった人口規模の大きい国を上回る高い1人当たり支出水準が評価されている。
報告によれば、シンガポールの1人当たり支出は約4万4,000USドル(約5万7,000Sドル)と推定されており、韓国の約5,320Sドルや日本の約4,000Sドルと比べても大きく上回っているという。
また、都市別の総支出額ランキングでも、シンガポールは世界19位に入った。推定される総支出額は約2,600万USドル(約3,350万Sドル)で、人口規模がより大きい都市を上回る結果となった。APAC地域では、東南アジアで唯一のトップ20入りである。
OnlyFans全体の年間収益については、2025年に約72億USドル(約98億Sドル)と推計されており、前年の約66億USドル(約89億Sドル)から引き続き拡大している。世界市場では米国が最大の支出国で、英国、カナダがそれに続く。
こうした結果は、シンガポールの所得水準の高さやデジタルコンテンツへの支出意欲の強さを反映しているとみられる。OnlyFansのようなサブスクリプション型プラットフォームにおける支出動向は、消費行動やデジタル経済の一側面を示す指標として注目されている。


