2025年12月17日
チャンギ空港、ターミナル5建設舞台裏を紹介する無料展示会開催
シンガポールのチャンギ国際空港は2026年1月6日~3月にかけて、今後のターミナル5(T5)建設計画のビジョンや設計、革新技術などを紹介する無料展示会「T5 In the Making」を開催する。現在、一般向けのオンライン登録(事前申込)が受付中である。
展示会はチャンギ空港ターミナル3到着ホール(1階)で行われ、入場無料。来場者はT5の企画段階から実際の設計や建設に至るまでのプロセスを、インタラクティブな展示や模型、最新技術を使った体験型ゾーンを通じて学ぶことができる。計5つの展示ゾーンで構成され、空港の歴史から未来の空港体験まで幅広く紹介される予定である。
主催は運輸省、シンガポール民間航空庁(CAAS)、チャンギ空港グループで、多くの来場者にT5の構想や目指す方向性を理解してもらうことを目指している。展示会は自由に回遊できる形式で、来場者は自分のペースで見学できる。事前にオンラインで来場日時の予約(最大5人分まで可能)をした上での訪問が推奨されているが、当日参加(ウォークイン)も空きがあれば受け付ける。
T5は現在建設中の大型インフラプロジェクトであり、完了すれば年々増加する航空需要への対応やシンガポールの航空ハブとしての競争力強化に寄与すると期待されている。展示会では、気候変動対策や労働力不足への対応策、スマート技術の導入など、未来の空港運用に向けた取り組みも紹介される。
来場希望者は公式サイトから無料の事前申込を行い、希望日時の来場枠を確保することができる。1つのメールアドレスで最大5人まで登録可能で、グループでの参加登録にも対応している。展示は毎日午前10時から午後8時まで(最終入場は午後7時15分)開催される予定だ。
この展示会はT5の全貌を知る貴重な機会であり、航空産業や都市開発に関心のある市民や旅行者にとっても興味深い内容となっている。


