2025年12月10日
伊勢丹、NEX店を2026年4月に閉店
日本発の百貨店チェーン Isetan(伊勢丹)は、同社のシンガポール店のひとつである Isetan NEX Mall(NEX店)を2026年4月に閉店すると発表した。これにより、シンガポール国内ではオーチャードのフラッグシップ店 Isetan Scotts のみが営業を続ける唯一の拠点となる。
NEXモールは同日、自身の公式SNSで「15年間の協力に感謝する」とし、「新たでエキサイティングなテナントを導入予定」として、Isetanの退店後の店舗内容を一新する予告をした。
Isetanによると、この閉店はリース契約の満了および経営戦略の見直しによるものであるという。同社は先月(2025年11月)にもタンピネス店を閉鎖しており、これをもって店舗網のさらなる縮小となる。
シンガポールで1972年に営業を開始したIsetanは、かつては島内に6店舗以上を展開していたが、近年はEコマースの台頭、賃料上昇、消費者行動の変化などで事業環境が厳しくなっていた。今回のNEX店閉店で、同国内における百貨店としてのIsetanは一極集中の形に戻る。
NEXモールは現在、Isetanの跡地に何が入るかについては明かしていないが、モール側は「来訪者を惹きつける新たな魅力ある提供を準備中」としており、今後のテナント構成に注目が集まる。


