2025年12月9日
シンガポールで刃物事件 58歳男性負傷、警察が32歳男を追う
2025年12月6日午後6時55分ごろ、シンガポール西部のBoon Lay Drive(ブーンレイ・ドライブ)にある住宅棟「Block 188」の共用スペース(void deck)で、刃物による襲撃事件が発生した。警察への通報を受け駆けつけたところ、58歳の男性が負傷しており、襲撃後に現場から逃走したとして、現在も行方を追っている。
被害者は意識がある状態で救出され、応急処置の後、Ng Teng Fong General Hospital に搬送された。負傷は背部の刺し傷を含み、左前腕と額も切り付けられていた。プラスチックの椅子で身を守ろうとしたが防ぎきれなかったという。
警察の調べで、容疑者は32歳と身元が特定された。現場ではナイフ2本と大型調理用包丁(チョッパー)が押収されたものの、容疑者は依然逃走中である。警察は現在、その行方追跡を続けている。
目撃者の証言によれば、当時被害者ら複数人は近隣住民とともに歌を歌いながら談笑していた。容疑者は最初、ただ通りかかっただけだったが、約10分後に戻ってきて両手に刃物を持ち、被害者に向かって突然襲いかかったという。動機は「自分のことを話していた」と被害者らを疑ったことだと伝えられている。
警察は地域住民に対し、「刃物を見かけたら直ちに通報を」「独力での対処はせず、安全を確保して警察の到着を待つように」と呼びかけている。当地域にお住まいの方は、不審者や刃物の持ち歩きなどに十分注意されたい。


