Changi Airport、荷物受け取り遅延で謝罪

　シンガポールのChangi Airportは、ある乗客から「到着後、荷物の出てくるのが遅すぎる」との苦情を受け、公式に謝罪した。該当便は午前0時37分に到着したが、最初の20個程度の荷物が回収された直後、残りの荷物が出てくるまでに15分以上の遅れがあり、多くの乗客が約30分待たされたという。
 
　空港側は、この遅延について「地上係員によるヒューマンエラー」が原因だったと説明。第2回目の荷物搬出が遅れたためであるという。同時に、天候状況や作業上の運用要請（オペレーショナル・エクシジェンシーズ）も荷物運搬時間に影響を与えることがあると述べ、利用者に謝意を表した。
 
　また、今回のケースについて投稿した乗客は、過去数年にも同様の「遅延・不均一な荷物引き取り」を経験していたと述べ、慢性的な問題の可能性を指摘していた。彼は、たとえば東京のHaneda Airportのように、入国審査を終える前に荷物が出る空港と比較し、Changiの対応を批判していた。
 
　一方で、ソーシャルメディア上では「移民審査が非常に早いのが原因だ」「他の空港では荷物が出る前に入国を終えていた経験もある」と、Changi支持の声も多い。ある利用者は、遅いのではなく、入国審査があまりに速すぎるだけだと述べ、必ずしも空港の荷物処理だけを問題視するのは適切ではないとの意見を示している。
 
　今回の謝罪について、Changi側は地上ハンドリング体制の見直しを進めるとみられ、今後の改善に期待が寄せられている。