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COE価格に下落傾向、Cat Bが4.6%下落

 シンガポールで2025年12月3日に実施された最新のシンガポール陸上交通庁(LTA)によるCOE(車両登録資格証明書)入札で、主要なカテゴリーのほとんどで価格が下落した。
 
 大型・高性能車向けのCat Bは、前回の12万9,890Sドルから4.6%下がり、12万3,900Sドルとなった。
 
 中型以下やEV向けのCat Aは、10万5,413Sドル(前回10万9,000Sドル)と3.3%の下落。
 
 オープン(Cat E)は12万3,000Sドル、二輪のCat Dは0万8,289Sドルと、こちらも全体的に低調な推移となった。
 
 一方、商用車・バス向けのCat Cのみは僅かに上昇し、7万6,501Sドルであった。
 
 LTAは、年末休暇や季節的な需要低下の影響を受け、「COE価格は高水準ながら、前回に比べてやや下がった」と説明している。
 
 また、今後2026年にかけてCOEの供給が増える見込みであり、専門家は「価格の軟化が続く可能性がある」と指摘している。
 
 車の購入を検討している人にとって、今回の下落を受け「様子見」を選ぶか、来年の入札結果を見極めることも有効な判断となろう。