2025年12月2日、シンガポール全国雇用者連盟(SNEF)の最新調査によれば、来年(2026年)にかけて「人員採用の凍結(headcount freeze)」を計画する企業が、回答企業の約58%に上ることが明らかになった。これは、前回(2025年)調査時の50%から大幅に増加しており、企業の慎重な経営姿勢が浮き彫りとなっている。
調査結果のポイント
●回答は約240社、従業員数は合わせて12万人超にのぼる。
●58%の企業が人員凍結を予定。特に従業員数50人以下の小規模企業ではその割合が約63%と高い。
●一方で人員削減を計画する企業は約8%にとどまり、2024年の9%とほぼ横ばい。大手企業(従業員数200人超)における削減傾向がやや強い。
●また、給与に関しては約48%の企業が賃金抑制または据え置きを予定。前年に比べて10ポイントの増加だ。
背景と企業の姿勢
調査では、今後12ヵ月で最も大きな人材・経営面の試練として「人件費の高騰」が挙げられており、79%の企業がこれを主要課題と回答。続いて「専門職・技術職の採用/定着難」「高度スキル人材の不足」が挙げられている。
こうした中でも、低賃金層(LWW: lower-wage workers)については、96%の雇用主が来年もベース給の引き上げを予定しており、最低賃金層への配慮は継続される見込みだ。
●回答は約240社、従業員数は合わせて12万人超にのぼる。
●58%の企業が人員凍結を予定。特に従業員数50人以下の小規模企業ではその割合が約63%と高い。
●一方で人員削減を計画する企業は約8%にとどまり、2024年の9%とほぼ横ばい。大手企業(従業員数200人超)における削減傾向がやや強い。
●また、給与に関しては約48%の企業が賃金抑制または据え置きを予定。前年に比べて10ポイントの増加だ。
調査では、今後12ヵ月で最も大きな人材・経営面の試練として「人件費の高騰」が挙げられており、79%の企業がこれを主要課題と回答。続いて「専門職・技術職の採用/定着難」「高度スキル人材の不足」が挙げられている。
こうした中でも、低賃金層(LWW: lower-wage workers)については、96%の雇用主が来年もベース給の引き上げを予定しており、最低賃金層への配慮は継続される見込みだ。
意義と今後への示唆
