シンガポール航空グループの格安航空会社スクートは、タイ南部を襲う大規模洪水の影響を受け、11月28日に予定されていたシンガポール-ハジャイ間の2便を欠航すると発表した。対象はシンガポール発のTR632便およびハジャイ発のTR633便であり、安全確保を最優先とした予防的措置であるとしている。
ハジャイが含まれるソンクラーでは記録的な豪雨により、市街地の広範囲で浸水や停電、交通網の寸断が発生している。地域は災害指定を受けており、住民生活や物流にも大きな影響が及んでいる状況である。空港周辺のアクセスにも支障が出ており、航空運航の安全性が懸念されている。
スクートは、該当便の利用者に対し全額払い戻し、あるいは同社の他便への振り替えを案内している。今後の運航については状況を注視しながら判断するとしており、利用者には最新情報の確認を呼びかけている。天候回復のめどが立たない中、渡航予定者は柔軟な日程調整や代替ルートの検討が求められそうである。
スクート、洪水でハジャイ便2便を欠航
