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年明けに4地点でERP値上げ、年末休暇期間は6地点で一時引き下げ

 シンガポール陸上交通庁(LTA)は11月17日、2025年1月2日から4地点でエレクトロニック・ロード・プライシング(ERP)料金を1Sドル引き上げると発表した。LTAが10月の交通状況を分析したところ、複数の高速道路で渋滞が発生しており、料金改定は混雑緩和を目的としたものである。
 
 値上げされるのは以下の区間である。
 
 まず、AYE(ノースブオナビスタ以西・トアス方面)では午後5時〜5時30分に1Sドルとなる。北行きCTE(PIE手前)では午後5時30分〜7時に1Sドルとなる。KPE(ECP方面・デフフライオーバー後)では午前8時〜8時30分に5Sドルとなる。さらに、PIEのカランバルーおよびベンディミア進入路の2基では、午前7時30分〜8時30分と9時30分〜10時が1Sドル、午前9時〜9時30分が2Sドルとなる。
 
 一方、11月24日〜12月31日の年末学校休暇期間は、6地点でERP料金が一時的に引き下げられる。対象区間は以下の通りである。
 
 AYE(ジュロンタウンホール以東・市中心方面)の3基では午前7時30分〜8時が3Sドル、午後5時30分〜6時が2Sドルとなる。南行きCTE(ブラッデル以南およびPIEスリップロード)の4基では午前7時30分〜8時が1Sドル、午前8時〜8時30分が3Sドル、午前9時30分〜10時が2Sドルとなる。PIE(アダムおよびマウントプレザント)の2基では午前7時30分〜8時が1Sドルとなる。
 
 また、PIE西行(ユーノスリンク手前)では午前7時30分〜8時30分のERP料金が無料となる。KPE(ECP方面・デフフライオーバー後)では午前7時〜7時30分が無料、午前7時30分〜8時が2Sドルとなる。さらに、南行きCTEのPIE・セラングーン方面への補助車線では、午前7時30分〜8時が1Sドル、8時〜8時30分が2Sドル、8時30分〜9時が4Sドル、午前9時〜9時30分が3Sドルとなる。
 
 LTAは、交通速度や混雑状況を引き続き注視し、必要に応じてERP料金を再調整するとしている。