シンガポール国立大学(NUS)のケント・リッジキャンパス内に、新たな185室のホテル「ザ・リッジ(The Ridge)」が建設中であり、2026年前半に開業予定である。大学訪問者や学生、学術関係者に加え、専門職向けの宿泊施設としても利用できる計画である。
ホテルはコンピューティング学部および文学社会学部近くのコンピューティング・ドライブ沿いに位置し、公式サイトによると2026年4月の完成を予定している。客室タイプはデラックス、プレミア、プレミアスイートの3種類が用意される。
隣接するNUSソサエティのケント・リッジ・ギルドハウスの一部施設を利用可能で、50メートルプールや約5,800平方フィートのフィットネスセンターを備える。また、宿泊者は高速インターネット、24時間対応のコンシェルジュサービス、会議施設なども利用できる。
現在、NUSの宿泊施設にはクレメンティ・ロードのケント・ヴェール・レジデンスがあり、主に教職員や大学訪問者、会議参加者向けとなっている。中国語紙・聯合早報によると、9月には下請け業者が客室内装の写真をSNSに投稿したが、現在は削除されているという。
NUS広報担当者は「正式な開業時に詳細を発表する」とコメントしており、同キャンパス周辺のホテルは現在、パシルパンジャン通り沿いの“サパーストレッチ”と呼ばれる深夜営業飲食街付近に限られている。
NUSキャンパス内に185室のホテル「ザ・リッジ」開業へ
