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無免許で旅行商品を販売か 警察とSTB、男性と2社を捜査

 シンガポール警察とシンガポール政府観光局(STB)は10月16日、旅行業免許を持たずに旅行商品を販売していた疑いで、男性1名と2つの企業を捜査していると発表した。
 
 捜査対象となっているのは、リム・イー・シュン(Lim Yi Shoon)氏および企業I-TravelとLikeTravelの2社。STBによると、これらの個人および企業は、一般消費者に対して旅行商品を提供していた疑いがあるが、いずれもSTBの認可を受けた旅行代理店ではないという。
 
 警察は「リム氏および両社に関する通報を受け、現在捜査を進めている」と述べた。
 
 今回の捜査は、RedditやTikTokなどのSNS上で8月以降に投稿された複数の苦情を受けて行われたもの。投稿によれば、リム氏または関連会社を通じて旅行商品を購入した顧客が、支払い後に連絡が取れなくなったと訴えている。多くは友人からの紹介でサービスを利用したケースだという。
 
 STBは「旅行代理業免許を持たずに営業した者は、最高2万5,000Sドルの罰金または最長2年の禁錮、またはその両方が科される」と警告。リム氏や両社と接触した人は、こちらから報告書を提出するよう呼びかけている。報告には、予約内容や被害の詳細を含める必要がある。
 
 STBは声明で「このような無免許営業を重大な違反とみなし、厳格に対処する」と強調。さらに、旅行商品を購入する際は必ずSTB認可の旅行代理店を利用し、ライセンスの有無をTRUSTウェブサイトのTravel Agents Directoryで確認するよう国民に注意を促している。