東京・代々木の人気うどん専門店「うどん慎(Udon Shin)」が、2025年11月中旬にシンガポールの高島屋ショッピングセンターで海外初店舗をオープンする。
2011年に渋谷区代々木で創業した同店は、手打ちの太くコシのあるうどんを求めて最大3時間待ちの行列ができる名店として知られる。温・冷どちらでも楽しめるうどんは、出汁の香り豊かなスープとともに提供され、生卵や温泉卵、牛肉、明太子、天ぷらなど多彩なトッピングが選べる。中でもベーコン天ぷら、パルメザンチーズ、バター、黒胡椒を合わせた「カルボナーラうどん」はユニークな一品だ。
日本での価格は基本のうどんが950円から、サーロインと柚子皮をのせた特製うどんは4,380円まで幅広い。シンガポールでの価格は現時点で未定である。
運営はシンガポールの外食企業ガイア・ライフスタイル・グループ(Gaia Lifestyle Group)が担当。同グループは、牛たん専門の居酒屋「Gyutan-Tan」、日本洋菓子店「Koko Patisserie」(トラス・ストリート)や、広東料理の高級レストラン「The Black Pearl」(City HallのOdeon 333)などを展開している。
今回「うどん慎」は、10月5日に営業を終了した「Gyutan-Tan」の跡地に出店。公式Instagram(@udonshin.sg)は10月12日に投稿を行い、「すべての一杯は“打ちたて・切りたて・茹でたて”の哲学で作られています」と紹介した。
ガイア・グループの広報担当者は「うどん慎の出店は、質の高い日本ブランドをシンガポールに紹介する取り組みの一環であり、初の海外展開となる」とコメント。「毎日店内でうどんをこね、切り、茹で上げる職人技が、他にはない食感と風味を生み出している」と述べた。
同グループは11月6日にもう一つの新業態「Loca Niru」も開業予定。ペナンロードの国家遺産「タン・ヨック・ニー邸(House of Tan Yeok Nee)」2階に出店し、日本の感性とフランス料理技法を融合させた現代的ファインダイニングを提供するという。
東京の名店「うどん 慎」、11月にシンガポール初上陸
