シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPライオングループ、11月にチャンギ空港T4へ移転 スバン・イポー...

経済

2025年9月23日

ライオングループ、11月にチャンギ空港T4へ移転 スバン・イポー・ペナン便を毎日運航

 シンガポールと周辺地域で運航するライオングループは、現在利用しているチャンギ空港ターミナル3から、11月にターミナル4へ移転すると発表した。さらに12月から、マレーシアのスバン、イポー、ペナンへの毎日運航を開始する。
 
 ライオングループは、バティックエア・インドネシア、バティックエア・マレーシア、タイ・ライオンエアで構成されている。今回の移転について同グループは9月22日の声明で「将来の成長に対応し、増大する域内航空需要に応えるため」と説明した。これによりターミナル4から運航する航空会社は、フルサービスとLCC(格安航空会社)がそれぞれ10社ずつとなる。
 
 バティックエア・マレーシアによるスバン便の新設は、既にスクートやファイアフライが運航する同路線に加わる形となる。スバン空港はクアラルンプール中心部から約25kmと近く、60km離れたKLIA(クアラルンプール国際空港)より利便性が高い。クアラルンプール〜シンガポール路線は2024年に世界第4位、2023年には世界最繁忙の国際路線であった。
 
 ファイアフライはスバン〜セレター間をターボプロップ機で結んでいるが、8月にスバン発着のジェット便を廃止し、KLIA発のチャンギ便に一本化した。スクートもスバン路線への参入に関心を示しており、当局の認可を待っているとされる。
 
 現在、バティックエア・マレーシアはKLIA〜チャンギ間で1日4便を運航している。ライオングループ全体では週88便を運航し、ジャカルタ、バリ、メダン、クアラルンプール、バンコクとシンガポールを結んでいる。さらにタイ・ライオンエアは、バンコク以外のタイの都市からシンガポールへの便を追加する計画も示しており、今後の拡張が見込まれている。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPライオングループ、11月にチャンギ空港T4へ移転 スバン・イポー...