シンガポール航空(SIA)、格安航空子会社スクート、キャセイパシフィック航空は、超大型台風ラガサの接近に伴い、香港を発着する多数の便を欠航すると発表した。香港国際空港は9月23日午後8時から25日午前8時までの36時間閉鎖される予定である。
SIAは香港便に加え、近隣の深圳便も23日と24日に欠航とした。23日出発予定のシンガポール発香港行きSQ898は欠航、SQ894とSQ895は出発時刻を前倒しした。さらに24日の香港発着便計10便(SQ874、SQ882、SQ892、SQ894、SQ898、SQ899、SQ875、SQ883、SQ893、SQ895)がすべて取り消された。深圳発着のSQ856(23日)、SQ857(24日)も欠航となった。
スクートも23日と24日の計6便を欠航した。影響を受けるのは、シンガポール〜汕頭、マカオ、香港を結ぶ便である。両社は影響を受けた利用者に謝罪するとともに、代替便手配や払い戻しに応じるとした。
一方、キャセイパシフィックは全世界で500便以上を運休とし、香港〜シンガポール間の23日・24日の全便を取り消した。25日以降に段階的に運航を再開する見通しである。同社は予約変更や払い戻し手数料を免除し、柔軟に対応すると発表した。
中国航空も台湾発着便を23日に欠航させた。台風ラガサは22日時点でフィリピン北部沖を通過し、南シナ海に進んでおり、強い風雨を伴いながら中国南部に向かっている。
シンガポール航空など台風接近で香港便を相次ぎ欠航
