2025年9月11日
元ジム従業員、女性盗撮で有罪認める
シンガポールで、ジムの女性利用者を盗撮した元従業員の男が有罪を認めた。ジャビエル・リー・カー・チュアン被告(21)は、2022年7月から11月の間に少なくとも14人の女性を盗撮しており、9月10日に開かれた裁判で6件の盗撮罪を認め、さらに8件が量刑時に考慮される見通しである。判決は10月に言い渡される予定で、裁判官は保護観察適性報告書の作成を命じた。
検察によれば、被告は勤務先であったファーラーパークのジム「ボディ・フィット・トレーニング(BFT)」で、2022年9月と11月に3人の女性がシャワーを浴びている様子を盗撮したほか、トイレを利用する女性をも隠し撮りした。また、ドビーゴートMRT駅やプリンセップ・ストリートのバー、ジュロンのコーヒーショップなどでも盗撮を行っていた。
2022年9月、ジムの利用者がトイレの個室に不審な携帯電話を見つけ職員に通報したが、この時点では被告の犯行は発覚しなかった。11月にはジュロンの公園近くで女性を盗撮しようとした際、被害者に発見され、携帯電話を押収され警察に通報されたことで犯行が明るみに出た。
ジム側は「被告は既に退職しており、2024年12月の経営交代前に犯行が行われていた」と説明している。
シンガポール法では、盗撮罪に対して最長2年の禁錮刑、罰金、鞭打ち、あるいはその併科が科される可能性がある。


