2025年9月8日
SPF電子サービス、9月8日からSingpass・Corppassでの利用に変更
シンガポール警察(SPF)は9月7日の発表で、9月8日よりほとんどの電子サービスを利用する際にSingpassまたはCorppassでの認証が必要となると明らかにした。今回の変更はデータ保護の強化と、より使いやすいオンライン環境の提供を目的としたものである。
Singpassは個人、Corppassは企業や団体向けに広く利用されているデジタルIDであり、今回の切り替えにより利便性と安全性が一層高まると期待されている。ただし、外国人向けに一部のサービスは従来通り利用できる。具体的には、外国人登録番号(FIN)を用いた無犯罪証明書(COC)の申請・支払い、申請状況確認、および外国車両番号を用いた交通違反照会・罰金支払いについてはSingpassやCorppassを必要としない。
一方、Singpassのみでの利用となるサービスには、高齢運転者の健康診断報告書提出や運転免許取得申請などが含まれる。また、運転改善点制度(DIPS)の確認や警察文書の認証写し申請などはSingpassまたはCorppassでのログインが求められる。アカウントを持たない個人や企業は、各ポータルを通じて新規登録が可能である。
さらに、警察の公式ウェブサイトも9月8日に刷新される。これに伴い、9月7日午後8時から同日深夜まで利用停止となり、8日午前8時まで断続的な接続障害が発生する可能性がある。
利用方法に関する不明点や支援が必要な場合、利用者は警察のフィードバックポータル、専用電話1800-358-0000、または警察署を通じて問い合わせることができる。


