2025年9月4日
9月は雷雨で幕開け、月前半は降水量平年超えの見込み
シンガポール気象局(MSS)は9月1日、今月前半は雷雨と突風を伴う天候が多くなる見通しを発表した。南西モンスーンの影響が続き、シンガポールの広い範囲で降水量は平年を上回ると予測されている。
声明によれば、一部の日には午前から午後にかけて中程度から激しい雷雨が発生し、風向きは南東または南西寄りとなる見込みである。雷雨が頻発する一方で、日中の最高気温は摂氏32~34度の範囲に収まると予測されている。
8月後半も降水の偏りが顕著だった。島の約半分で降水量が平年を上回り、クレメンティ地区では平年比128%の降雨が記録された。一方、チャンギ周辺では平年比40%少なく、地域差が大きかった。8月24日にはスマトラ低気圧によるスコールの影響で、ウル・パンタンで1日104.2mmの豪雨が観測され、島全体で雷雨と突風が広がった。
気温面では8月22日にアンモキオで34.7度を記録し、月後半で最も高温となった。9月に入っても気温は高止まりしつつ、雨量の多い不安定な天候が続く見込みである。住民や通勤者には、突発的な雷雨や強風に備えた行動が求められる。


