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GetGo、新サービス「ZipZap」を開始 無保証金・最短6ヵ月の長期カーリース

 シンガポール最大のカーシェアリング企業GetGoは7月29日、新たに長期レンタルサービス「ZipZap」を開始した。保証金不要で、最短6ヵ月からの契約が可能となる点が特徴で、これまで一般的だった12ヵ月以上の契約期間を大幅に短縮した。
 
 GetGoとZipZapの最高経営責任者トー・ティン・フェン氏は、「短期レンタルと長期所有の間に明確なニーズがある。高額な初期費用や長期拘束のない、柔軟な車利用の選択肢を提供したい」と述べた。
 
 ZipZapでは、月額料金に自動車税、保険、メンテナンスなど主要費用が含まれ、燃料代のみ利用者が負担する。小型SUVの月額料金はおおよそ2,000Sドルからで、整備や修理中は代車サービスも用意される。
 
 従来の長期レンタルサービスでは保証金が1~2ヵ月分必要で、契約期間は12ヵ月以上が一般的だった。これに対しZipZapは「短期カーシェアと長期リースの隙間を埋める」新しい市場を狙う。
 
 GetGo本体は1時間から最長5日までの短期レンタルを提供し、40万人の会員を抱える国内最大のカーシェアリングプラットフォームである。ZipZapの導入により、幅広い利用者層の需要に応える体制を強化している。