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デンマーク発「Flying Tiger Copenhagen」、シンガポール1号店をBugis+にオープン

 カラフルで手頃な価格の雑貨で知られるデンマークのライフスタイルブランド「Flying Tiger Copenhagen(フライング・タイガー・コペンハーゲン)」が、2025年7月28日、シンガポール初となる常設店舗をBugis+ショッピングモール2階にオープンした。店舗面積は157㎡で、玩具やゲーム、キッチン用品、家庭雑貨など多彩な商品を揃えている。
 
 同ブランドは、IKEAやDaisoを彷彿とさせる北欧デザインの実用雑貨を特徴とし、TypoやMinisoといったアジア・オセアニア地域のライフスタイル小売ブランドとも共通する雰囲気を持つ。
 
 シンガポール店の商品価格は大半が20Sドル以下で、最も高価な商品は45Sドルのスケートボード。2Sドルの水鉄砲など、リーズナブルな商品も多く揃う。
 
 開店を記念し、8月1日〜3日の3日間、Bugis+アトリウムにてミニゲームやルーレットによるプレゼントが楽しめるインタラクティブなポップアップイベントが開催される。
 
 同ブランドは、2023年にインドネシアとフィリピンに進出し、2024年にはオーストラリアとベトナムにも展開。今回のシンガポール店はアジア太平洋地域でのさらなる拡大戦略の一環で、同日にはマレーシア・ジョホールバルのAeon Mall Tebrau Cityにも初店舗を開設した。
 
 創業は1980年代後半のフリーマーケットで、1995年にコペンハーゲンで初の実店舗「Tiger」が誕生。当初はすべての商品を10デンマーククローネ(約2Sドル)で販売していた。ブランド名は、10クローネ硬貨が「tier(ティア)」と呼ばれ、それが「tiger(タイガー)」の発音に似ていたことに由来する。2016年に現在の「Flying Tiger Copenhagen」へ改名し、2025年現在、39ヵ国に1,000以上の店舗を展開している。
 
 同ブランドは「豊かな暮らしに高いお金はいらない」という理念を掲げ、驚きと楽しさを届ける買い物体験の提供を目指している。