2025年6月18日
6月末まで蒸し暑い夜と雷雨が続く見込み
シンガポール気象局(MSS)は6月16日、6月後半も引き続き蒸し暑い夜と日中の雷雨に注意が必要であるとの予報を発表した。特に午前遅くから午後にかけて、局地的かつ短時間の雷雨が発生する日が複数見込まれている。
気温は多くの日で最高33~34度となる見込みだが、数日間は35度に達する可能性もあるという。夜間は気温が28度を下回らない蒸し暑い状態が続き、快適とは言い難い夜が予想されている。
ただし、期間中には晴天で時折風が強まる日もあるとされ、すべてが不安定な天候というわけではない。全体として、6月後半の降水量は島内の大部分で平年を下回る見通しである。
6月前半の気象状況についても報告があり、局地的な短時間の雷雨が複数回観測された。特に6月8日未明にはスマトラスコール(スコールライン)が通過し、広範囲にわたって雷雨と突風が発生。さらに6月15日夕方から夜間にかけては、南西部で風の収束により激しい雷雨となり、この日の降水量は131.2mmと、6月前半で最も多くの雨が記録された。
また、6月1日にはアン・モー・キオで35.8度を観測し、期間中の最高気温となった。降水量は全体的に少なく、ジュロンピアでは平年より67%少ない一方、クレメンティ周辺では12%多かったという。
今後も外出時には傘の持参を推奨するとともに、夜間の高温に備えた体調管理が求められる。