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社会

2025年5月13日

ユースサッカー試合後に暴行事件、椅子で殴打の男を逮捕

 2025年5月11日、シンガポール・ユースリーグ(SYL)の試合終了後、観戦に訪れていた保護者同士の間で暴行事件が発生し、46歳の男が「軽率な行為による傷害」の容疑で逮捕された。事件はセンカン・セカンダリースクール前で発生し、犠牲者は意識のある状態でセンカン総合病院に搬送された。警察によれば、事件発生は同日午後7時15分頃で、現在も捜査が続けられている。
 
 試合はゲイラン・インターナショナルとアルビレックス・シンガポール・フットボールアカデミーのU-14対戦で、ゲイランが8-0で勝利した。事件の被害者であるダニエル・テイ氏は、試合後に他の保護者がゲイランの選手による暴言を訴えたことが発端で、口論が発生。テイ氏は仲裁に入ったが、その後校外で金属製の折りたたみ椅子で頭部を殴打されたと証言している。
 
 同氏は左目と頬骨を負傷し、すぐに警察に被害届を提出。アルビレックスは声明で暴力行為を強く非難し、安全な観戦環境の確保に取り組む姿勢を示した。SYLおよびゲイラン側も、事態を重く受け止め、関係クラブと連携して調査を進めていると表明した。
 
 SYLは、8歳から17歳までの年代を対象にしたエリート育成リーグであり、週末に開催される公式戦には300以上のチームが参加している。テイ氏は「一部の保護者の行動が全体の評判を損ねている」と述べ、ルールと節度を守るよう呼びかけている。軽率な行為による傷害は、最高1年の懲役または5,000Sドルの罰金が科される可能性がある。

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