2025年5月13日
今年最後のフラワームーンがシンガポールの夜空に登場
2025年5月13日夜、シンガポールの空に「フラワームーン」と呼ばれる今年2回目で最後の「マイクロ満月」が姿を現す。天候が良ければ、島内各地から観察が可能である。天文サイト「timeanddate.com」によると、満月は5月13日午後7時34分に昇り始め、翌14日午前0時56分に最も高い位置に達する予定である。
「マイクロムーン」とは、月が地球の軌道上で最も遠い位置にあるときに満月を迎える現象で、視覚的にやや小さく、暗く見える。一般的な満月と比べて5.9~6.9%、スーパームーンと比べると12.5~14.1%小さいとされている。今回のフラワームーンは、4月13日に続く2025年最後のマイクロ満月である。
観賞に適した場所としては、視界が開けたマリーナ・バラージやイースト・コースト・パーク、サザン・リッジスなどが挙げられる。
「フラワームーン」という名称は、北米で春に花が咲き始める時期に由来し、先住民クリー族の間では「芽吹きの月」とも呼ばれてきた。スーパームーンほどの迫力はないものの、その穏やかな光は夜空の明るさを抑え、星がより鮮明に輝いて見える好条件を生む。
星空観察に最適な一夜となるこの機会に、夜空を見上げてみてはいかがだろうか。