2025年5月12日
国際サイバー防衛演習「Locked Shields 2025」に参加
シンガポール国防省のデジタル・インテリジェンス部門(DIS)は、5月5日から9日にかけてエストニアの首都タリンで開催された国際サイバー防衛演習「Locked Shields 2025」に参加した。
本演習は世界最大規模のライブサイバー防衛演習であり、今年は41カ国から約4,000人の専門家が参加した。
シンガポールはドイツのサイバー情報領域サービス(CIDS)と合同チームを編成し、国家規模のサイバー攻撃を想定した実践的な防衛訓練に取り組んだ。訓練では、金融、通信、エネルギーなどの重要インフラに対する複雑な攻撃シナリオに対し、技術的・戦術的な対応力を試された。
DISは本演習を通じて、同盟国との連携強化とともに、シンガポールのサイバー防衛能力の向上を図ったと述べている。国家のデジタル安全保障が重要性を増す中、同国は引き続き国際協力を重視し、迅速かつ的確な対応体制の構築を進める方針である。