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社会

2025年4月28日

飲酒運転の摘発続く 31人起訴、2人は車放置も

 シンガポール警察は2025年4月24日、26歳から66歳の運転者31人を飲酒運転の容疑で起訴する。起訴されるのは男性29人、女性2人で、2025年1月から4月の間に交通警察による取り締まりで呼気検査に失敗し、逮捕された。
 
 そのうち34歳と38歳の2人については、飲酒運転後に車を道路上に放置して他の通行者に著しい迷惑をかけたとして、追加で起訴される。1人はシメイ通り、もう1人はオールド・アッパー・トムソン・ロードで車を停めたまま眠り込み、交通の妨げとなっていた。
 
 警察の発表によると、2024年には飲酒運転の違反件数およびそれに伴う死亡事故が増加しており、飲酒運転による逮捕者数は2023年の1,663人から2024年は1,778人に増加。死亡事故も11件から12件に増えた。
 
 シンガポールでは、飲酒運転の罪に問われた場合、S$2,000〜S$10,000の罰金または最長12ヵ月の懲役、またはその両方が科される。再犯者にはS$20,000までの罰金および最長2年の懲役が科される可能性がある。また、すべての車両の運転免許を取り消される場合もある。
 
 さらに、車両を不適切に放置して他人に迷惑をかけた場合、初犯でもS$2,000以下の罰金または3ヵ月以下の懲役、またはその両方が科される。再犯では、S$5,000以下の罰金、最長6ヵ月の懲役、またはその両方が科される可能性がある。警察は「公共の安全を脅かす行為に対しては、厳正に対処する」として、引き続き取り締まりを強化する方針である。

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