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社会

2025年4月16日

島内一斉取り締まりで107人逮捕、15歳少年を含む家族も薬物関与か

 シンガポール中で実施された5日間の薬物摘発作戦により、107人の薬物関連容疑者が逮捕されたと、中央麻薬取締局(CNB)が4月14日に発表した。摘発は4月7日から11日にかけて行われ、アンモキオ、バレスティア、ベドック、プンゴルなど複数地域が対象となった。
 
 8日朝にはチョアチューカンの住宅において、50歳の男性と54歳の女性が逮捕され、現場からは約28gのヘロインが押収された。純粋ヘロイン(ジアモルヒン)を15g以上所持・取引した場合、シンガポールでは死刑が科される可能性がある。
 
 さらに、9日にはマルスリング・ロードの住宅でシンガポール人4人が逮捕され、その中には15歳の少年、44歳の母親、42歳の継父が含まれていた。現場からは微量のアイス(覚醒剤)や薬物用器具が押収され、3人全員が尿検査で違法薬物の陽性反応を示した。調査では、少年が継父から薬物を受け取っていたことも判明した。
 
 この一連の作戦では、合計133gのアイス、78gの大麻、69gのヘロイン、0.4gのケタミン、エクスタシー錠剤16個が押収され、総額は2万5,400Sドルを超えるとされる。現在、全容疑者についての捜査が継続中である。

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