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経済

2025年4月16日

シンガポール航空、T2のプレミアムラウンジ改修に4,500万Sドルを投資

 シンガポール航空(SIA)は、チャンギ空港第2ターミナル(T2)のプレミアムラウンジを改修するため、4,500万Sドルを投資すると発表した。改修は今後2年間をかけ段階的に実施され、完了時にはラウンジの面積と座席数が最大50%増加し、施設や飲食サービスも強化される見通しである。
 
 新設される「ファーストクラス・シルバークリスラウンジ」は、2025年第4四半期に完成予定で、天井の高い設計、大きな窓、改装されたバー、セルフ式ビュッフェとライブ調理ステーションが設けられる。一方、ビジネスクラスラウンジは30%拡張され、リクライナー付きの休憩エリアや多様な座席を備えたリビングルーム、ビュッフェセクションが拡充される。
 
 さらに、「クリスフライヤー・ゴールドラウンジ」は現在の160席から2倍の収容力となり、ラウンジ内トイレやシャワールームなどの新設備も導入される予定。全体の改修工事は2027年中頃の完了を見込む。
 
 今回の投資は、同社が2019年から2022年にかけてチャンギ空港T3のラウンジに5,000万Sドルを投じたのに続くもので、プレミアム旅客の需要増加に対応した取り組みとされる。また、地上サービスの品質向上の一環として、ラウンジ業務にフランスのホスピタリティ企業アコーを新たに起用。SIAは「世界水準の体験を提供し続けるための決意を示すもの」としている。

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