2025年2月14日
オンラインマーケット詐欺被害、189人が30万Sドル以上を喪失
2024年1月以降、CarousellやFacebook Marketplaceの利用者189人以上がフィッシング詐欺の被害に遭い、総額30万3,000S以上が詐取されたと警察が2月12日に発表した。
詐欺の手口は、偽の「購入者」を装った犯人が被害者と取引を成立させた後、オンラインマーケットプレイスからの確認メールを装った偽メールを送信し、決済を促すリンクをクリックさせるというものだ。被害者がリンクをクリックすると、銀行の偽サイトへ誘導され、個人情報やカード情報、ワンタイムパスワードを入力させられる。
別の手口として、犯人が配送サービスの手配を申し出て、GrabやLalamoveを装ったQRコードやフィッシングリンクを被害者に送付するケースもある。被害者がリンクを開くと偽の配送会社や銀行のサイトに誘導され、個人情報を入力するよう求められる。
被害者は、不正な銀行取引やカード決済が行われたことに気づいた時点で詐欺に遭ったことを知る。2024年上半期だけで、2万6,587件の詐欺事件が発生し、3億8,560万Sドル以上の損失が報告されている。
警察は、市民に対し、セキュリティ機能の有効化、公式情報源との照合、詐欺の兆候を見極めることを呼びかけている。被害の報告や詳細情報の確認は、警察ホットライン1800-255-0000またはScamShieldウェブサイトで可能である。