シンガポール人男性、1万2,000Sドルを費やすも結婚に至らず

シンガポールの43歳の男性、王氏は、過去3年間で1万2,000Sドルを結婚相談所に支払い、ベトナム人の花嫁を探してきたが、未だに結婚に至っていない。彼は仲介業者を詐欺だと非難している。
 
王氏は2021年、オーチャードロードにある「True Love Vietnam Bride Matchmaker」に依頼し、最初の女性「アーフア」と出会った。2,000Sドルの婚約金を支払い、ベトナムで彼女と会ったが、彼女が別の男性と婚約していたことが発覚。結婚するには即座に婚約金を払い、翌月に挙式する必要があった。
 
その後、王氏は2024年末に2人目の女性「アーリアン」と引き合わされた。しかし、彼女をシンガポールに呼び寄せるには約1万Sドルが必要であった。さらに、彼女は入国禁止措置を受けており、結婚は困難な状況となった。
 
結婚相談所の創業者であるマーク・リン氏（63）は、「王氏には20人以上の女性を紹介したが、いまだに結婚できていないのは彼の問題だ」と反論。また、アーフアが婚約していたとの主張も否定し、「結婚の手続きが進めば問題は解決した」と主張した。
 
王氏は「紹介された女性に問題があり、結婚を慎重に進めている」と説明。特に、アーリアンの入国禁止について疑問を抱いており、「結婚後に問題が発生しないか不安だ」と述べた。
 
一方で、リン氏は「王氏は女性に対して疑念を持ちすぎている」と指摘。「婚姻登録をすれば、入国許可の申請も容易になる」と助言したが、王氏は手続きを進めず、状況が停滞しているという。