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社会

2025年1月14日

悪天候で18便がチャンギ空港とセレター空港への着陸を変更

 1月10日夕方以降、シンガポールのチャンギ空港とセレター空港に着陸予定だった18便が、大雨のため近隣の空港に迂回した。チャンギ空港グループ(CAG)によれば、12便はジョホールバル、クアラルンプール、インドネシアのバタムなどの地域空港へ、セレター空港行きの6便(プライベートジェットや訓練用機)はチャンギ空港に迂回した。
 
 タイ国際航空TG401便は、1月12日夜にバンコクからシンガポールへの飛行中、20分間上空を旋回した後、クアラルンプール国際空港に着陸。約2時間後、再度チャンギ空港へ向かい、翌日午前1時15分に到着した。乗客は混雑でタクシー待ちに通常より時間を要し、帰宅までに2時間以上かかったと語った。
 
 迂回先の決定は、燃料の残量、目的地からの距離、代替空港の滑走路数などを考慮して行われる。悪天候が広範囲に影響する場合、ジャカルタやクアラルンプールのような遠方の空港が選ばれることもある。
 
 1月10日から11日にかけて、チャンギでは累計255.2mmの降雨量を記録し、1月の月平均降雨量222.4mmを上回った。このモンスーン・サージによる大雨は13日まで続く見込みである。
 
 1月10日と11日には、シンガポール航空の50便以上が遅延やスケジュール変更を受けた。13日時点でも複数便が影響を受けており、航空会社は状況を監視しつつ対応を調整している。PUB(国家水資源庁)は、降雨により運河や排水路が一時的に氾濫し、局地的な洪水が発生する可能性を警告している。

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