2024年11月15日
シンガポール、12月に現金給付やメディセーブ・CPFトップアップを実施
シンガポール政府は12月、生活費の負担軽減や医療費の補助、退職金の積み立て支援のため、21歳以上の市民に現金給付やメディセーブおよびCPF(中央積立基金)トップアップを行う予定という。財務省、保健省、労働省が11月14日に発表した。
約290万人の成人市民が「アシュアランス・パッケージ(AP)」の一環として、2025年に200~600Sドルの現金を受け取る。給付額は所得や所有する不動産数に応じて決定される。
また、1973年以前に生まれた市民約160万人には、メディセーブへの1,250Sドルまたは2,000Sドルの特別一時トップアップが提供される。これはメディシールド・ライフ保険料の引き上げに対する支援策の一環という。
さらに、同じく1973年以前に生まれた約80万人の市民には、CPFに1,000Sドルまたは1,500Sドルの退職積立金ボーナスが支給される。メディセーブおよびCPFの支払いは12月18日から自動的に市民の口座に振り込まれ、該当者にはSMSまたは郵送で通知が行われる。
なお、詐欺防止のため、SMS通知はgov.sgからの送信であり、リンクのクリックや返信を求めることはないという。追加情報はホットライン(1800-222-2888)や公式サイトで確認できる。