2024年11月12日
シンガポール唯一のウズラ農場近くで100羽以上のヒナが廃棄される
10月27日、シンガポールのリムチュカンで緑色のゴミ箱から100羽以上のウズラのヒナが発見された。発見場所は国内唯一のウズラ農場「Quailico Eggs」の近くで、動物保護団体Acresが通報により救出に向かったものの、106羽の生きたヒナは全て命を落とした。
AcresはSNSでこの事件を報告。地元紙の調査で、Quailico Eggsが関与していることが判明した。同農場のスタッフは、ヒナや卵が同農場由来であることを認め、現在、国家公園管理局(NParks)とシンガポール食品庁(SFA)が調査中であると述べた。
Acresの共同CEO、アンバラシ氏は「ヒナたちは積み重なり、早産やストレスによって衰弱していた」と説明。また、SFAの規定により農場は死んだ家禽や廃棄物の適切な処理が義務付けられており、他の農場も生体廃棄物の処理には細心の注意を払っている。
元ウズラ農家であるウィリアム・ホー氏は、SNS上で今回の事件に触れ、「このような事件は国内農場の評判に影響を与えかねない」と警鐘を鳴らした。