2024年9月26日
世界金融センターランキング、シンガポールが4位にランクイン
シンガポールが、世界の金融センターの競争力を評価する最新のランキングで第4位にランクインし、サンフランシスコや上海、ジュネーブといった都市を上回った。
2023年9月23日に発表された「グローバル金融センター指数(GFCI)」によると、1位はニューヨーク、2位はロンドンが占めた。3位には香港が入り、これまで4回連続でアジアのトップ金融センターとしてシンガポールが保持していたポジションを奪還した。
香港の金融業界にとっては朗報であり、パンデミックの規制により多くの人材流出に苦しんでいた同市にとって大きな一歩である。経済活動の回復を目指す香港政府は、各種政策や低金利を活用して需要と活気を取り戻そうとしている。
このランキングは、ロンドン拠点のシンクタンク「Z/Yen Partners」と中国・深圳拠点の「中国発展研究院」が共同で年に2回発表するもので、金融サービス業界のプロフェッショナルからのアンケート結果やデータをもとに121の金融センターを評価している。
今回の報告書では、58の都市が順位を下げる一方、46の都市が順位を上げた。また、回答者の約5分の1が地政学的リスクを最大の懸念事項として挙げている。
上位20の金融センターは以下の通りである:
1.ニューヨーク 2.ロンドン 3.香港 4.シンガポール 5.サンフランシスコ 6.シカゴ 7.ロサンゼルス 9.上海 10.深圳 11.フランクフルト