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社会

2024年6月14日

BTOフラット待ちの家族向け、7月から月額$300のレンタルバウチャー申請開始

 ビルド・トゥ・オーダー(BTO)フラットを待つ家族は、2024年7月1日から、月額$300のレンタルバウチャーを申請できるようになる。このバウチャーは、親と子供の仮住宅スキーム(PPHS)に基づき、HDBの販売エクササイズで未完成のフラットを持つ家族に対して提供されるものである。
 
 このスキームは2024年7月から2025年6月まで実施され、対象となる家族はHDBフラットや市場でのレンタル部屋の家賃を補助する。年間最大$3,600の支援を受けるには、2024年7月31日までに賃貸契約を開始し、8月31日までにHDBに申請を行う必要がある。
 
 HDBは6月13日に「PPHSバウチャーを申請する予定のある家族が適切な賃貸契約を確保し、バウチャーを申請するのに十分な時間を提供するため」と説明している。このスキームは、現在の2,000ユニットから2025年までに4,000ユニットに倍増させるHDBの取り組みの一環である。
 
 バウチャースキームの対象となるには、月収が$7,000以下である必要がある。また、家主が賃貸契約をHDBに登録し、NRICアドレスを更新していることが条件となる。婚約者の場合、賃貸期間の最初の3ヵ月以内に結婚証明書を提出する必要がある。
 
 バウチャーは、2024年7月から2025年6月までの1年間の賃貸期間に基づいて払い戻される。払い戻しは申請者のPayNow-NRICリンク付き銀行口座に行われ、各トランシェには最大6ヵ月分のバウチャーが含まれる。最初のトランシェは通常、申請日から約7ヵ月後に行われる。
 
 PPHSフラットを現在借りている家族も、市場での賃貸を選び、バウチャーを申請することができる。ただし、PPHSフラットの賃貸契約を終了した後にのみバウチャーが適用される。
 
 HDBは、申請者の賃貸契約について様々なチェックを行い、不正使用が疑われる場合は警察に報告することがあるという。HDBは、BTOフラットの待ち時間短縮にも取り組んでおり、2024年には新しいフラットの75%が4年以内に完成する予定である。
 
 プロジェクト管理者のコー・リング・インさん(31歳)は、「PPHSフラットが手に入らない場合、バウチャーの申請を検討する」と述べている。彼女と夫は、2028年に完成予定のベドックの4ルームフラットを待っている間、別々に暮らしている。

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