DBS本社に爆弾を仕掛けると脅迫した34歳シンガポール人男性を逮捕

　5月27日、シンガポールのDBS銀行本社に爆弾を仕掛けると脅迫した34歳の男性が逮捕された。
 
　警察の発表によると、銀行からの通報後4時間以内に男性を逮捕し、男性が脅迫を実行する手段を持っていなかったことが判明した。
 
　この男性は5月27日に少なくとも30回銀行に電話をかけ、その中で1時間以内にDBS銀行本社に爆弾を仕掛けると脅迫した。午後2時10分頃、銀行の代表者が警察に助けを求め、ベドック警察署の警官が男性を特定し、4時間以内に逮捕した。
 
　初期調査の結果、男性には脅迫を実行する手段がないことが明らかになった。チャンギビジネスパークのDBSアジアハブやマリーナベイ金融センターのDBSアジアセントラルでは不審物は見つからなかった。
 
　男性は5月29日に有害な情報を虚偽に伝えた罪で起訴される予定という。
 
　警察は、すべてのセキュリティ脅威を真剣に扱うとし、虚偽の脅迫で公共の不安を引き起こす者に対しては、ためらわずに行動を起こすと強調した。「虚偽の脅迫は、他の市民に恐怖と不便をもたらすだけでなく、事件に対処するために公共のリソースを費やすことになる」と警察は述べた。